ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

暗いドイツの冬

火曜日にゼミの発表の準備を終えたので(前の発表が伸びたせいで、発表は来年にずれこんだので、まだ終わってません)、たまっていたやるべき事を早々に片づけないとと思っているのですが、一向に調子が出ません。

発表準備で、体調が悪いにも関わらず、頭痛や肩こりに耐えながら文献を読んだり、文章を書いていたのが祟ったようです。私はドイツでは、体力的に無理しないように心がけているので、水曜は特にないにもせず、休養にあてたのですが、その後も一向に調子が良くなりません。

ここのところ一日軽く10時間は寝ていますが、それでも頭はスッキリせず、身体は重いままです。風邪を引いたわけでもないし、疲れがそこまでたまっているとも思えないので、奇妙に思えますが、実は冬にはこういうことがよく起きます。

おそらく、調子の悪さの一番の原因は、ドイツの暗さのせいだろうと思います。12月にもなると、夜が明けるのが8時か9時頃、日が沈むのが4時頃です。しかも、ほとんど毎日曇りか雨で、日中ほとんど太陽の光を拝むことが出来ません。とにかく暗く、陰鬱で、じとじとしているのがドイツの冬です。

私も、毎年冬になると、原因不明で体調が悪くなったり、意味もなく憂鬱になるのですが、今回もそんな感じです。ドイツではこの時期、爆発的に鬱病になる人が増えるそうですが、「そりゃそうだよな」と思います。

私も、やることは山積しているのに、全然はかどらないのでイライラしますが、ここで無理をするのが危険なのは承知しているので、暗い間は研究が進まないのは仕方がないと思い、余り毎日が陰鬱にならないように気を付けなければならないと思っています。