ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

再洗礼派の中のアウグスティヌス的伝統

東方正教から見れば、カトリックもプロテスタントも共にアウグスティヌス的伝統を引き継いでいるのならば、果たして西方の再洗礼派にとってアウグスティヌスの神学はどのような意味を持つだろうか。ロバート・フリードマン著、榊原巌訳『アナバプティズムの…

『ルター研究』数号がオープンアクセスに

雑誌『ルター研究』の中に、オープンアクセスで読める号がある。http://ci.nii.ac.jp/vol_issue/nels/AN10212002_ja.html

東方正教から見た義認論

以下の論文を読んでみた。無料で読むことができる。・鈴木浩「少し長めの前書き、あるいは、義認論をめぐる環境の変化」『ルター研究』9、2004年、5-19頁。 http://ci.nii.ac.jp/naid/110000991340この論文は、現代の義認論をめぐる環境の変化を、三つの観点…

性的な道祖神

稲荷講について調べる際に、図書館にあった様々な民俗関連の本を眺めていたのだが、その際に『相模の道祖神』平塚博物館、1999年という本があった。平塚市博物館で1999年に開かれた秋期特別展「相模の道祖神(さいのかみ)」の展示解説図録として作られたそ…

何故平塚の家の庭には祠があるのか?

平塚に海を見に行ってきた。ついでに、平塚八幡や八幡山公園に寄った後、平塚市立図書館に行ってきた。お目当ては、市立図書館3階の郷土資料コーナーだ。何故平塚の郷土資料を見たかったかというと、平塚の個人宅にある小祠について知りたかったからだ。以前…