2006-11-01から1ヶ月間の記事一覧
このような親方層分解と並行して、親方・職人関係も大きく変化する。すなわち、親方との家父長制的関係の弛緩を象徴するかのように、親方家計内に包摂された未婚の職人以外に、次の2類型の職人が分出してきた。すなわち、徒弟修行後の追加的修行期間−皮鞣工…
米ルーテル教会、再洗礼派迫害を陳謝 2006年11月21日 12時17分 16世紀の欧州でルター派が再洗礼派を迫害したことについて、米国福音ルーテル教会(ELCA)が20日(現地時間)、公式声明の中で謝罪した。世界教会協議会発行の「エキュメニカル・ニュース・…
法の歴史と思想―法文化の根柢にあるもの (放送大学教材)作者: 石部雅亮,笹倉秀夫出版社/メーカー: 放送大学教育振興会発売日: 1995/09メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見る かれら(ドイツ民法典の学問的基盤を築いた近代市民法…
ドイツの経済は、現在上向きつつあり、労働市場も回復しつつあるとのことですが、失業問題が、ドイツの最も深刻な社会問題であることには変わりがありません。私が報道を眺める限りでは、日本が抱えている問題と、ドイツが抱えている問題は、大分共通点があ…
二日目は、朝10時から、夕方の5時までという長い時間を使って行われた初期中世のブリテンにおけるネイションを扱ったシンポジウムが行われました。熊本大学の鶴島博和先生が主催し、イギリスとアメリカから研究者4人を呼んで行われました。私は、「研究…
世界的に進む教会の一致、日本教界の進むべき道は? 2006年09月14日 10時42分 今年の7月末に行われた第19回世界メゾシスト大会で歴史的な合意が為された。カトリック、メソジスト、ルーテル教会代表(キリスト教一致推進評議会議長のヴァルター・カスパー枢…
Scott, T., The German Peasants' War and the "Crisis of Feudalism". Reflections on a neglected theme, in: Journal of eaaly modern history 6, 2002, pp. 265-295. Sreenivasan, G. P., The social origins of the peasants' war of 1525 in upper Swa…
表題の車Rad とはさまざまな車のことであり、それぞれの車はひとつの身分を示す。はじめの五つの車は教皇と聖職者、皇帝と諸侯、貴族、市民、農民であり、これらが水車、歯車、風車、車輪、すき車に当たる。これらの対して別の五つの車が対置される。それは…
この日は、西洋史研究会大会が行われたので、東北大学に行って来ました。一日目のこの日は、自由論題発表が行われました。最初に発表したのは、高千穂大学の岡田秦介先生で、「ヘレニズム期クレタ社会と牧畜−クレタ東部を中心に−」という論題でした。クレタ…
IDC という出版社から、The Anabaptist, Menonnite and Spiritualist Reformation. The Radical Reformation Microfiche Project. というマイクロフィルムが出ているそうです。価格は何と、10.295ユーロ!!日本円で、150万円くらいです。とは言うものの…
Münzen Lexikon Schnapphahn Schreckenberger
佐久間弘展「近世ドイツの職人遍歴」(『比較都市史研究』20-1,、2001年、21-38頁) H. ブロイアーによれば、15・16世紀のザクセンでは職人雇用に4類型があったという。第1に親方子息の恒常的雇用、第2に、3〜6ヶ月の長期雇用、第3にシェンク手工業における4〜…
Im Staatshaushalt bildete der Militäretat den bei weitem größten Posten. Um 1700 gab Frankreich 75% der Staatseinnahmen für Rustung und Militär aus, Rußland 85% und Preußen in der Regierungszeit Friedrich Wilhelms I. (1713-1740) um die 80%…
この日に、歴史学研究会ヨーロッパ中世史・近世史合同部会発表があったので、行って参りました。この日は、山本大丙氏による、「17世紀オランダのメノー派信徒−商業、神秘主義、聖書中心主義−」という発表が行われました。この発表では、本来世俗的なこと…
今読んでる史料は、カトリックの学校教師が書いたと見なされている詩です。内容は、ほとんど延々と罵詈雑言が続いているという感じで、本当に酷いです。福音派と再洗礼派は、異端だとか涜神者だとか、反乱者だとか、盗人だとか、裏切り者だとか、延々と罵倒…
最近日本の核兵器保有について議論があるようですが、とりあえず議論の前提となる法的な位置付けについてメモしておきます。先ず、日本政府の核兵器使用についての見解。 1994年 6月11日 朝日新聞 丹波実・外務省条約局長に聞く ――問題の波紋をどう受け止め…
フランスの超大物歴史学者アラン・コルバンが、なんと立命館大学で集中講義をするそうです。すげえな、おい。大変刺激的な講義になることは容易に予想されるので、誰か詳細なレポートをアップしてくれないかなあと密かに期待しております。立命館大学 2006年…