ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

終わってる大学図書館

ここ数週間困っているのが、日中大学の中央図書館に入れないことです。入れないと言っても、当然の事ながら、入館拒否をされているからではありません。ドイツの図書館に入るには、先ずコートや鞄などをロッカーに入れないとなりません。コートや鞄に隠して…

コピーと手紙

週末ゆっくり休んだはずが、何故か朝起きると、身体が重くて仕方がなく、調子が優れませんでした。疲れではないと思うのですが。今日は天気が悪かったので、そのせいかなと思いましたが、一日中やる気が出ませんでした。そんな感じなので、とりあえず大部の…

「Mädchen am Sonntag」

今日は相変わらず気温は低いものの、素晴らしい天気でした。最近晴れが多いので嬉しいです。太陽の光が着実に強くなっているのを感じます。こんな素晴らしい天気の日に私が何をやっていたかというと、法学部図書館で勉強をしていました。日曜日に開いている…

デュースブルクで凍えそうになる。

週末は文書館が閉まっているし、もう時間がないので、なるべく沢山のドイツの都市を回りたいと思っています。というわけで、今日は、ルール工業地帯の工業都市Duisburg に行ってきました。*1Duisburg は、Magdeburg からSoest、Dortmund を抜けて、ドイツの…

1582年の租税台帳打ち込み完了

今日やっと、1582年のランベルティ市区の租税台帳をエクセルに打ち込み終わりました。全部で463世帯、771人分*1のデータを打ち込んだということで、大分疲れました。読んでいて分からないところも結構あったのですが、今日はRalf Klötzer氏に、少…

ドイツ人の博士課程の学生とケバブを食べる

火曜は、比較都市史研究所で働いている博士課程の学生と昼飯を食べました。ずいぶん前から、互いに顔は知っていたのですが、何分私は図書館の一利用者、向こうは職員ということで、個人的な面識はありませんでした。しかし、現在研究所にいる日本人学生を通…

「Sommer vorm Balkon」の感想

日本語 Kaoru's World berlinbaublog ベルリン、りんりん♪ ベルリンTODAY ベルリン中央駅 ドイツ語 MDR FIGALO: 監督Andreas Dresden と主演のNadja UhlインタビューPart1, Part2

ヴェストファーレンの歴史関連サイト

- Internet Potal Westfälische Geschichte Verein für Geschichte und Altertumskunde Westfalens (Westfälische Zeitschriftを出版) Westfälische Forschungen Rheinisch-westfälische Zeitschrift für Volkskunde

孤独と貧困

先日見たドイツ映画『Sommer vorm Balkon』は、下層に生きる都市民の孤独を描いた映画でしたが、実は、歴史的に見ても、貧困と孤独は密接な関わりがあります。私は下層民研究の専門家ではなく、中世末から近世までのドイツの都市についてわずかばかりの知識…

疲労困憊

今日も朝からミュンスター市立文書館で、租税記録をせっせとエクセルに打ち込んでいました。今打ち込んでいる租税記録は、字が綺麗なので、余り困難なく、さくさく作業が進みます。いや、全部分かるわけではないんですが。以前は、1時間も手書き文書を眺め…

歴史理論も知っておこう。

昨日、授業の合間のだれたときに、歴史学科の図書館でやる気なく雑誌を見ていて、面白そうな雑誌を見つけました。History and Theoryこの雑誌は、歴史理論についての雑誌です。私は、最近、そろそろ歴史理論も、それなりに知っておかなければマズイかなあと…

孤独にまつわる愉快な映画『Sommer vorm Balkon』

今日は、夜に、コロキウムをサボって映画を見に行きました。今日見た映画は、『Sommer vorm Balkon』(バルコニーの前の夏)というドイツ映画です。実は今日、この映画の主演女優の一人Nadja Uhl (ナジャ・ウール)が、ミュンスターの劇場に来る予定だったの…

歴史学者にとって一番怖いこと

今日も快晴で、なおかつ凄く寒いです。あたり一面、霜と氷だらけ。でも、空は真っ青、太陽の光が燦々としており爽快です。でも、図書館は試験シーズンなので、もの凄い混雑です。Ralf Klötzer氏の再洗礼派指導者の審問記録の再検討を扱った論考*1を読み終わ…

連続快晴

今週は、ほとんど毎日天気が良く、いったいどうなっちゃたの?と不思議に思うほどの天気の良さです。気温は放射冷却のせいか知りませんが、町外れのAa湖が全面凍結、道路に霜が付いて凍るぐらい寒いのですが、太陽の光が出ていると、寒さを感じません。陽の…

できなくても、とにかくやる。

今週は、ミュンスター大学の図書館所蔵のミュンスター再洗礼派に関するパンフレットを集め、写真で取りました。残りは、アウクスブルクなどにあるので、文書館に質問メールを書かなければなりません。昨日は、ミュンスターに市立文書館に行って、Lamberti Le…

大昔の小冊子の残酷描写

16世紀は、印刷技術の発達により、飛躍的に出版物の種類と量が増えた時代です。特に、宗教改革派は、自分たちの主張を世に広めるために、積極的に俗語で書かれた小冊子を出版しました。このような小冊子の多くは、論争的な性格を持つもので、プロパガンダ…

青い空と太陽の陽差し

昼間の暗さのせいかどうかは分かりませんが、ここしばらく横になっても何時間も眠れなかったり、数時間しか寝ていないのに起きてしまったりと、睡眠が安定しません。今日は、完全に寝不足で、起きても頭がボーッとしていました。しかし、今日は久々の快晴で…

現実を直視する二日間

昨日は、日本から後輩がミュンスターをたずねてきてくれたので、久しぶりに話をすることが出来ました。その後、もう一人別の歴史学徒の方と3人で、茶を飲み、夕食を食べながら、歓談をしました。今日は、その方に、御自身の経験や、周りの話をしていただき…

イライラする日々の必然

ここ数日、大量に文献をコピーしています。文献集めというのは、これはこれで結構手間と時間の掛かる行為です。先ず雑誌や本の所在地を検索し、次にその場所に行き雑誌や本を探し出し、それからようやくコピーが出来ます。論文の一本二本ならたいした手間に…

新年明けましておめでとう御座います。

新年明けましておめでとう御座います。皆様に付きましては、新年をどのように過ごされましたでしょうか。私は、大晦日から新年に掛けて、日本人と韓国人の友人といっしょに過ごしました。大晦日にみんなで年越し蕎麦と海苔巻き、即席キムチを食べ、12時に…