ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

ドイツ人の博士課程の学生とケバブを食べる

火曜は、比較都市史研究所で働いている博士課程の学生と昼飯を食べました。ずいぶん前から、互いに顔は知っていたのですが、何分私は図書館の一利用者、向こうは職員ということで、個人的な面識はありませんでした。しかし、現在研究所にいる日本人学生を通じ、知己を得ることができたので、今回はじめて個人的に会いましょうかということになったのです。

ドイツ人の博士課程の学生と言えば、正直感じが良いとは言い難い方々が多いという先入観が私にはありますが、彼は大変感じの良い人で、非常に話しやすかったです。ちゃんと話すのは、はじめてと言うことで、お互いの研究の紹介など、先ずは軽い話をしました。

彼は、14世紀のフランチェスコ会の修道士の人間関係のネットワークについて研究しているそうです。彼も、史料がなくて大変だそうで、お互い史料がないところをやるのは辛いよねというような話をしました。

今回は、最初と言うことで、Iburg の修道院長の北西ドイツでの影響力、そしてドイツ人は何で自国の歴史や郷土の歴史がこれほど大好きなのかと、軽めの質問をしてみましたが、余り芳しい答えは返ってきませんでした。しかし、彼は修道院の専門家と言うことで、今後修道院改革について色々と聞いてみようと思います。

しかし、彼と話す機会も、もうそれほどないはずなので、それはかなり残念です。しかし、帰る前に、もっと色々と研究の話をできれば良いなと思っています。