ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

プリクラと回転寿司

今日は、ロシア人の友人が故郷へ帰るということで、いっしょに最後の昼食を食べました。彼女ともう一人、中国の方も来ていて、最後だからと3人でプリクラを撮ることになりました。若い女性である二人と異なり、近年の若者文化に縁がない私は、昨今のプリクラを全然知らなかったのですが、昔と比べるとずいぶん進化していたので驚きました。

プリクラの中はずいぶん広く、簡単な段まで付いていました。そして、その段や背景は、映画のブルーバックのように緑色になっていました。そして、プリクラから背景を選択し、人物の写真と選択した背景をCG で合成します。撮影した後、様々な模様や文字、記号などをその写真に付け加えることが出来ます。背景の種類、模様などの種類も非常に豊富であり、なおかつ非常に簡単なインターフェースが採用されており、なおかつ印刷が早いということで、ずいぶんとハイテクが詰め込まれた機械だと感心させられました。一方で、写真の彩度の高さや、原色、特に暖色ばかりの色使いは、プリクラが、子供、あるいは10代の女子向けの商品であることを感じさせました。

また、外国人の女性でも、プリクラのようなカワイイものを好むというのも興味深かったです。考えてみれば、ハローキティーなど、日本発のカワイイキャラクターが世界中で人気を博しているので、文化にかかわらずある一定程度の若い女性は、キャラクターのかわいさに魅力を感じるのでしょう。ちなみに、ロシアにはプリクラはないが、中国にはあるそうです。

その後、回転寿司で寿司を食べました。私は、回転寿司に入るのは初めてだったので、セルフサービスのお茶の入れ方から、皿の取り方までロシア人の友人に教えてもらい、あなたは本当に日本人かと言われました。しかし、お腹いっぱい食べても、一人千円もしなかったので、ずいぶんとリーズナブルなのだと驚きました。

お金があれば、そのうち彼女の故郷でも訪れたいものですが、ロシアの内陸はずいぶんと遠いようで、そう簡単に行けそうにはないと思う次第です。