ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

中国で研究

中国に留学している友人と久々に電話で話しました。彼によれば、歴史学に関しては、やはり共産党の見解を否定するようなことをあえて書く人は少なく、公式見解の繰り返しのようなものが多いとのことでした。また、中国では、他人の研究の剽窃、雑誌への二重投稿が頻繁に行われるとのことでした。他人の本を一部手直しして博士論文として提出、博士号を獲得し、その語剽窃がばれて博士号取り消しになった学生もいたとか。ちなみにその件について、他の中国人学生は、パクリ方が下手だったのが悪いと、剽窃自体は特に問題にしていなかったそうです。

また、中国人は詐欺心が強いが、これは共産党政府が正しい情報を流さない、あるいは乏しい資源しかないので、僅かな利益のために他人をけ落とさねばならないという環境の中で生きているため、そうなったのではないかと言っていました。また、中国人は、文章には本音をなかなか書かないので、彼らが書いた文章をそのまま鵜呑みにすると、とんでもない大間違いをする可能性があるとのことでした。

ちなみに、上記の伝聞の信憑性に付きましては、読者の皆様方の良識にお任せいたします。