ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

アスパラガスがSAMURAI?

やはり、日本人としては冬には鍋が食べたいところですが、残念ながらドイツには鍋に合う食材が余りありません。そのため、ちょっとぐらい変でも、とりあえず入れてしまえと、マッシュルームなどを入れて失敗したこともあります。しかし、今回もこりずにアスパラガスは鍋に合うだろうかと、思わず買ってしまいました。

アスパラガスは、日本ではそれほど頻繁に食卓に上る食材でもない気がしますが、ドイツではとてもメジャーな野菜です。ただし、一年中食べるわけではなく、もっぱら春に食べるのです。

春のドイツと言えばアスパラというくらい、冬が終わり少しずつ暖かくなってくると、あちこちでアスパラガスを良く見ることになります。スーパーでも、水曜と土曜にある市でもアスパラがうずたかく積まれ、レストランでは春限定メニューでアスパラ料理がメニューに載ります。

今は冬ですから、本来は季節外れなのですが、瓶詰めで売っていたので、思わず買ってしまいました。しかし、このアスパラ、何故か商品名が「SAMURAI」なのです。タイトルも変ですが、おまけに浮世絵っぽい男性絵までついています。何故アスパラガスという日本ではマイナーな野菜の商品名がSAMURAI なのか、意味が分かりません。トム・クルーズの『LAST SAMURAI』でも見て、感動したのでしょうか。

でも、こういった日本人から見るとおかしく見えることは、結構たくさんあります。まあ、ドイツ人は日本の事なんて、ほとんど知りませんからね。でも翻って考えるならば、日本で日本人は同じようなことをしているということになります。相互誤解っていうのも面白いですね。

ちなみに、肝心のアスパラですが、やっぱり鍋には全然合わず、買ったことを大いに後悔しました。