ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

ウィーンに行って来ました

私は、せっかくヨーロッパにいるにも関わらず、余りお金がないのと、研究を優先してしまう性癖のために、これまで余り旅行をしてきませんでした。しかし、今回は、ミュンスターギリシア人学生協会の方から、往復の交通費と3泊の宿代込みで150ユーロという破格の値段で、ウィーン旅行ができるということで、重い腰を上げて行ってきました。

ウィーンからは、スロバキアも近いということで、始めて旧共産圏にも足を踏み入れることが出来ました。スロバキア、つまりモラヴィアといえば、南独やチロル地方で迫害された再洗礼派達が逃れてきて、自分たちの共同体を作り上げた、再洗礼派縁の地でもあります。

そのため、今回は再洗礼派を代表する神学者でもあるバルタザール・フープマイアーが再洗礼派教会を作ろうとしていた街、ニコルスブルク(現在はミクロフ)にも行ってきました。

旅の話は、後で色々と書こうかと思います。