ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

Japanglish?

今日は、久しぶりに反核団体の集まりに行きました。個々何週間か、用事があったり、人が集まらなくて集まりが中止になったりして行けなかったのですが、8月6日が間近に近づいているので、そろそろ行かないとマズイということで、行ってきました。

この集まりは、大変アナーキーで、8時に集まるはずなのに、実際に人が集まり、始まるのはようやく8時半過ぎになります。みんなで色々話し合っているときにも、タバコを吸うため、あるいは長々話す人の話しに飽きたため、その他良く分からない理由で、絶えず誰かが、部屋の外に出ていったりしています。出席しているのは、皆壮年かお年寄りの方ですが、何故そんなに落ち着き無く、部屋を出たり入ったりする人が多いのだろうと、いささか不思議に思わないことはありません。

今日は、当日の演説で何を話すか聞かれたのですが、一応話そうとしているテーマは、みなさんに気に入っていただけたようなので良かったです。後は、原稿を書いて、もう一度事前チェックを入れてもらうだけです。

集まりが終わった後、一人のメンバーと立ち話をしたのですが、彼は、広島平和記念資料館に電話したとき、受付の人が、Japanglish をしゃべっていて、何を言っているか全然分からなかったと行っていました。このJapanglish というのは何のことかとたずねたら、文法は英語English だけど、発音が日本語 Japanischという、日本人の英語を指す言葉だそうでした。多分、彼の造語だと思います。

他にも彼は、以前日本からやって来た教授が、英語で講演をしたことの話しもしてくれました。その時、大学の講堂は一番後ろまでびっしり埋まったそうなのですが、彼の英語の発音が日本語風だったために、会場の聴衆は、講演の内容を全く理解できなかったそうです。しかし、せっかく日本から来てくれたのに、途中退席するのは失礼だと言うことで、誰も席を立たなかったそうです。

講演後、質問が全くなかったので、その先生も、聴衆が自分の英語を理解できなかったことに気づき、そのことについて謝り、聴衆が会場を出ていくとき、一人一人に頭を下げ、固い握手をして送り出したとのことです。

日本人の英語の発音がドイツ人に分かり難いのと同様、日本人のドイツ語の発音も、ドイツ人に分かり難いので、この話は、私にとっても、全く人事ではありません。以前日本人の法学の先生がドイツ語で講演をしたときも、聴衆の反応は芳しくなく、質問もでなかったということなので、やはり、日本人が外国語で口頭発表をすることは難しいようです。

私も、ドイツ語の発音には全く自信がないので、理解してもらえるか心配ですが、パワーポイントを唯一の頼みに、なんとか乗り切ろうと思います。