小泉首相の大勝利報道。
日本から遙か遠いドイツにいると、日本の選挙も人事のように感じてしまうのですが、昨日は大事な衆議院選挙だったようですね。海外にいても、大使館や領事館、あるいは郵送で投票が出来るので、せっかくだから試しに投票をしてみようかと思っていたのですが、こちらは投票の締め切りが早いことに気づかなかったので、結局投票できず終いでした。国民の義務を怠惰のために放棄してしまったので、民主主義のために戦ってきた先達たちに申し訳ない限りです。
今回は、自民党と公明党で、衆議院の議席の3分の2以上を占めるという、小泉さんの大勝利で終わりました。日頃は日本には無関心なドイツのメディアですが、今回は、さすがに大きな扱いをされているようで、ネットでは、小泉勝利を伝えるニュースが山ほど出ていました。それらの記事を読んで分かるのは、ドイツの新聞も案外日本に特派員を置いていることでした。日本のようなどうでも良い国は、無視しているのかと思えば、案外そうでもなかったようです。
自らの進退をかけ、憲法違反すれすれの解散に打って出たという意味で、小泉さんとシュレーダ首相の状況は似ていました。小泉さんは見事大博打に勝ちましたが、果たしてシュレーダーは土壇場での大逆転を起こせるでしょうか。