ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

大学院生は減らした方が・・・・

ネットで、新潟大学三浦淳先生のサイトをたまたま見つけたら、元地方国立大学の内情を色々と書いてらっしゃいました。元地方国大の研究費の減らされ方は尋常ではないということは、風の噂で聞いておりますが、学会も自腹で行かなければならないなど大変なようです。

三浦先生は、日記の中で、佐伯さんという方の、大学院生が増えて、学生のレベルが下がっているという趣旨の文章を、このように批判しています。

(筆者補足:誰が大学院生を増やしているという問いの)答は簡単である。文科省こそ、その犯人なのだ。国立大について言えば、大学院の定員を勝手に増やし、しかも定員割れすると文句を付けてくる。結果、誰でも入れる大学院となってしまい、レベルは低下の一途をたどる。

この話も、風の噂で聞いてはいましたが、やはり文部科学省の命令だったようです。

しかし、特に人文科学の博士課程の学生を増やしたところで、その後職がないのは明らかなのですから、三浦先生が提案されているように、大学院生の定員を大幅に減らさないとマズイと思うのですが。何故文科省が逆のことを指示するのか、私には良く理解ができません。