ドイツでも『はだしのゲン』が読める。
ドイツでも、かなり日本の漫画が出版されています。市の図書館にも、結構漫画が置いてあるので、たまに読みに行くのですが、今日は『はだしのゲン』(ドイツ語タイトル: Barfuß durch Hiroshima)が置いてありました。
この巻は、被爆して、身体中火傷だらけになり、親族からも疎まれるようになった政二さんとゲンの交流を描いた巻だったのですが、改めてその凄まじさに驚きました。この巻では、被爆者に対する差別がこれでもかというほど徹底的に描かれ、政二さんは汚い、臭い、化け物、原爆の毒がうつるなどと、親族から徹底的に疎まれながら死んでいきます。政二さんの怨念が漂ってきそうな容赦のない描写が続きますが、これと似たようなことは現実にずいぶんと起こっていたのでしょう。
現在ドイツでは、4巻までしか発売されていないようです。ドイツで発売されているのは、だいたい日本でも人気がある漫画か、オタク向けの漫画が多いような気がします。その中で『はだしのゲン』は、かなり異色な作品に見えるかもしれませんが、ぜひ最終巻まで出してほしいものです。
ちなみに、日本のWikipedia の『はだしのゲン』の項目は、誰かが悪戯をしたらしく、
隆太はフリーザに騙され、自分達がナメック星から盗んできたドラゴンボールを闇市で叩き売りされた事により隆太は、ヤクザの男2人を魔巻光殺砲で殺害した。それにより、警察に捕まりそうに成った隆太は別のヤクザに助けられ、ヤクザの子分(スーパーーサイヤ人)として働く事に成る。
などと、とんでもないことになっていました。