研究における東京と地方の情報格差
上記のサイトには、中世関係の学会や研究会の情報が沢山掲載されています。私は、日本でずっと地方の大学に在籍していたので、東京では、これほど沢山のイベントが常時開かれているのかと驚かされています。地方では、学会や研究会に参加する機会は、非常に稀で、活発に他の研究者や学生と交流したければ、遙々遠方まで足を運ばなければなりません。しかし、お金のない学生の身分で遠征など何度もできるものではないので、必然的に自分の大学に引きこもり、外の状況が良く分からなくなります。
活発な研究交流が出来るのは、日本では、首都圏と近畿圏しかないのではないでしょうか。そもそもこの地方以外には、研究者を養成できる大学自体、旧帝大など数えるほどしかないと思いますし、東京や近畿圏とそれ以外の地方では、色々な意味で大きな格差があると思わざるを得ません。