ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

おいしい週末

今週末は旅に出ることなく、ミュンスターでのんびりしていました。平日文書館の作業で疲弊しきるので、週末は研究はお休みにして、回復に勤めました。

今週末は、偶然に偶然が重なり、色々なところに食事に招待されたため、日頃の生活では考えられないような豪勢な食事に舌鼓を打つこととなりました。

土曜日は、カトリックの女子寮に晩ご飯をお呼ばれされ、日本人女性三人といっしょに、あんかけの揚げ鯛に茄子の味噌汁、温野菜サラダ、そして食後に抹茶アイスをいただきました。

この日は、寮のピアノを調律師の方が調律するお礼に、ご飯を提供するという趣旨だったらしいのですが、私もついでにご相伴にあずかるという幸運に恵まれたのです。ついでにこれまで見たことの亡かったピアノの調律の風景も見せていただき、楽しい夕べを過ごすことが出来ました。

日曜は、敬虔なキリスト者3人と共に、昼食を共に頂きました。鮭のクリームソースのパスタ、パイのチーズ包み焼き、そして食後の自家製ティラミスと、前日をも上回るおいしい食事をいただきました。特に、ティラミスは、マルクトで買った新鮮な卵、イタリア産の特別なチーズを使ったというこだわりの一品で、絶品でした。

この日も、他の三人の女性が恋愛話で大いに盛り上がり、爆笑に次ぐ爆笑でした。この日の結論は、男も狼だけど、女も狼だというもので、私はどうか危ない女性に気を付けるようにと助言され、送り出されたのでした。

その後は、いつもお世話になっている研究者の方に晩ご飯をお呼ばれされていたので、伺わせていただきました。奥様共々、本当に親切な方で、楽しく歓談させていただきました。晩ご飯も、おいしいジャスミンティーや自分の菜園で取れたジャガイモを使った焼きジャガイモと、紫の野菜、そしてエコスーパーで買ったというソーセージをいただきました。

食後には、一見ヨーグルトのように見える、牛乳と小麦粉を混ぜたデザートにリンゴムースを掛けたものを食べました。自家製の野菜もたいへんおいしく、デザートも脂っこくなく食べやすく、とてもおいしかったです。

これほど多くの方々に食事をお呼ばれするというのは、ドイツに来てからはじめてのことでしたが、おいしいものを食べ、楽しく歓談をできるというのは、幸福なことだと思いました。