ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

ドイツテレコムケツクラエ。

昨日の夜から荷物を詰め始め、相変わらず荷物を積めています。思ったよりも、量が多くなさそうで一安心しましたが、まだ全部詰めていないので分かりません。

午後からは街中に出かけ、雑用や買い物をしました。とりあえず、ドイツテレコムは糞ということは申し上げておきたいと思います。テレコムの店に行って、電話回線を解約したいと言ったら、ビーレフェルトにある事務所に手紙を書け、今月分の利用料の支払いについてはフリーダイヤルがあるので、自分で聞けと言われ、手続きができませんでした。契約は事務所で出来るのに、解約はできないというのも、なんとも不可解な話です。

私がもうすぐ銀行の口座は閉めると言っているにもかかわらず、支払いについて全く相談に乗らないというのはどういうことなのでしょうか。私が口座締めてそのまま帰ったら、一月分の使用料が未回収になるわけですが、そのまま放っておいて良いのでしょうか。

ちなみにドイツテレコムは、サービスの悪さに関しては、ドイツの消費者の圧倒的な信頼を集めているという、大変素晴らしい企業で、私も過去何度も煮え湯を飲まさせていただきました。ちなみに、Deutsche Bahn (ドイツ鉄道)も、ドイツテレコムに負けず劣らず、消費者の圧倒的な信頼を集めている素晴らしい企業で、一回の旅でトラブルが何もない方が珍しいほどです。

ドイツの事務手続きの不便さと非合理性は、(おそらく)世界で圧倒的に最高のサービスを誇る日本から来た人間にとっては、いつも腹立たしさの種です。*1これはおそらくかなりの部分文化的なもので、労働、経済、文化の密接な関係というのは、こちらに来てから、ずいぶん感じるようになりました。

ちなみに、荷物を積める箱を郵便局に買いに行ったら、平日夕方にもかかわらずいきなり休みになっていて驚きました。Post Bank の会合のための臨時休業だそうですが、ここらへんの客の利便性の軽視=儲けへの執着の弱さは、ドイツでは良く見られることです。質の悪いサービスによって、どんどん顧客の消費意欲を減退させるドイツテレコムはその典型例だと言えるでしょう。ドイツテレコムとつき合っていると、「ここは本当に資本主義国家だろうか?」と疑問に思うときがあります。

銀行業務のない店舗なら、開いているだろうと思い、仕方がなく郊外に行くと、予想通り開いており、無事に箱を買うことが出来ました。

その後は、この期に及んでまだやり残していたコピーを行いました。まだ、沢山残っていたような気がしますが、主要なものは終わったので、ここらで区切りにしました。区切りといっても、明日荷物を全部送るので、どうしようもないわけですが。

晩ご飯は、比較都市史研究所の隣のパン屋で、カプチーノとBurstbrötchen (ソーセージパン)、ケーキを食べました。私はここのBurstbrötchen がお気に入りだったので、これももうすぐ食べれなくなるのかと思うと、少々黄昏ます。まあ、食べ物全体で言えば、ドイツより日本の方が圧倒的においしいものが多いですが、パンはこちらの方が圧倒的においしいので、パンに関しては、懐かしく思うのだろうと思います。

荷物詰めから逃避して、ブログをたらたらと書いてしまいましたが、さてこれから不眠で荷物詰めがんばろうかと思います。

*1:もちろん、その素晴らしいサービスを支える従業員のしんどさを考えると、それを無条件に肯定する気にはなりません