『講座 日本のキリスト教芸術 2美術・建築』
id:antonian さんが、『講座 日本のキリスト教芸術 2美術・建築』という本を紹介していました。
いやはや、内容を読んだが、正直がっかりである。というのも日本のキリスト教芸術がやはり貧弱だったということを自覚せざるを得なかったわけだが、建築もなのだが特に美術たるや惨々たるモノである。言及のしようもないくらいすごく少ない。美術史を書こうにも書くネタがない。自ずと同じ作品を各書き手が書き綴る羽目になっている。
私はまだこの本を見ていないので、後で書店で探してみたいと思っています。私は日本のキリスト教芸術は全然知りませんが、昨年弘前市で見た聖公会の弘前昇天教会は、小さいながらもかなり綺麗な教会でした。仙台市内にある教会は、かなり新しそうなコンクリート造りの建物のような気がします。ドイツでは気軽に教会に入れるので、教会めぐりをしていましたが、日本だと入って良いものやら良く分からない小さな教会が多いので、全然日本の教会は見て回っていません。
しかし、カトリックというとプロテスタントとは異なり、美術に力を入れているというイメージがあったので、案外そうでもないようで驚きました。聖画像やステンドグラスは、教会につきものだと思っていたのですが、必ずしもそうではないということなのでしょう。