池上俊一『ヨーロッパ中世の宗教運動』
池上俊一著
A5判・上製・752頁 '07/3 7,600円(税別)
名古屋大学出版会
隠修士、カタリ派、少年十字軍、ベギン会、鞭打ち苦行団、千年王国運動―ヨーロッパ中世社会が希求した<霊性>のあり方を民衆的な宗教運動に探り、初期から末期までのその持続と変化の様をとおして中世世界をトータルに捉え直すとともに、「ヨーロ ッパ精神」の最も深い水脈にふれた画期的著作。
目次:
序 章 宗教運動とその霊性
第1章 隠修士
第2章 カタリ派
第3章 少年十字軍
第4章 ベギン会
第5章 鞭打ち苦行団
第6章 千年王国運動
終 章 民衆的宗教運動と霊性の展開
chorolynさん経由で。目次を見ると、ノーマン・コーンの『千年王国の追求』と余り変わらない気がするのですが。しかし、ページ数も値段も半端ないし、力作なのでしょう。いずれにせよ、楽しみな著作です。