ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

「博士」も定職が見つけられず…ポストドクター1万5000人超

 大学院で博士号を取得したものの、研究機関や企業から正規採用されずに研究を続ける「ポストドクター」が、全国で1万5000人超に達したことが10日、文部科学省の調査で分かった。平成17年度中のポストドクターは1万5496人で、前年度より642人(4.3%)増加。「博士」になりながら定職が見つけられず、修行を続ける研究者が多い実態が浮き彫りになった格好だ。

(中略)

 それによると、ポストドクターが最も多いのは国立大の7196人(全体の46%)で、前年度に比べ899人増加した。続いて理化学研究所など独立行政法人が5371人(同35%)、私立大が1574人(同10%)。民間企業の研究機関は32人と少なかった。

 年齢別の割合では30歳未満が26%、30〜34歳が46%、40歳以上が10%おり、高齢でも定職につけない状況が明らかになった。女性の比率は21%だが、40歳以上は27%に上っている。

Sankei WEB

よしのぼり研究四方山話」経由です。

ポスドクの人数が増加傾向にあるという話ですが、全博士過程修了者に対する比率はどれくらいなのでしょうか。おそらく、人文系だと、相当に悲惨な比率が算出されると思うのですが。

文科省は、ポスドク正規雇用するように企業に求めていきたいと言っているようですが、これも理系のポスドクのみに当てはまる話で、人文系の学生には、全く関係ない話だろうと思います。