ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

9/5 第五回再洗礼派勉強会開催

来月9月5日土曜日に第五回の再洗礼派勉強会を開催します。関心がある方は是非ともご参加下さい。再洗礼派の専門家だけでなく、ヨーロッパ近世に関心のある方なら面白く感じられる会になると思います。

第五回再洗礼派勉強会のお知らせ


日時:9月5日(土曜日) 13時〜 
場所:早稲田大学早稲田キャンパス 14号館 第803会議室
地図:ttp://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html


 報告内容予定

  1. 読書会:Chapter Three. James M. Stayer, Swiss-South German Anabaptism, 1526–1540, in: John D. Roth(ed.), A Companion to Anabaptism and Spiritualism, 1521-1700, Leiden-Boston 2007, p. 83-117.
  2. 高津秀之 「アグリッパとケルンと宗教改革
  3. 高津美和 「イタリア宗教改革史の研究動向」
  4. 永本哲也 「下ライン地方再洗礼派の研究紹介」


・読書会とは言っても、上記の本を読んでこなくても参加できますので、関心のある方はお気軽にご参加下さい。

・再洗礼派勉強会は、16世紀宗教改革時代に発生した再洗礼派の歴史に関心のある研究者同士の情報交換、交流を目的とした勉強会です。

・これまで日本では再洗礼派の研究者は、個々人で個別に研究してきましたが、再洗礼派研究が時代や地域によって極度に細分化されている昨今では、自分の専門外の研究状況や情報を網羅的に把握するのが困難になっています。そのため、再洗礼派研究の全体像を概観し、より広い視野で研究を進めていくためには、再洗礼派研究者間の協力が必要だと考え、再洗礼派勉強会を開催することにしました。

・勉強会では、再洗礼派の歴史を専門とする研究者が中心となり、再洗礼派研究の研究史、重要研究、研究状況の紹介、または自身の研究発表などを行います。また、各々が入手した再洗礼派に関連する文献や論文、情報を持ち寄り交換します。

・再洗礼派研究を専門にしていない方でも、関心のある方の参加を歓迎します。
その際に自己紹介を兼ねて、ご自身の専門分野の重要研究などを簡単に紹介していただければありがたいです。参加を希望される方、その他ご質問などは以下のメールアドレスまでご連絡ください。saisenreiha(あっとまーく)gmail.com

・交流目的の気楽な雰囲気の勉強会ですので、どなたでもお気軽にご参加下さい。