ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

(3/14:延期いたします)第10回再洗礼派勉強会のお知らせ


(3/14追記)先日起こった大震災、及び本日から始まった計画停電により交通機関による移動に混乱が生じており、参加者の方々の安全確保が難しいため、第10回再洗礼派勉強会は延期することを決定いたしました。次回の日程は、状況が落ちついた頃に、再度ご報告させていただこうと思います。その際はよろしくお願いいたします。



第10回再洗礼派勉強会を下記の要領で開催します。ご都合がつくようでしたら、ぜひご参加ください。

日時:2011年3月21日(月・祝)13時半〜(部屋が使えるのは19時まで)

場所:早稲田大学早稲田キャンパス 14号館 8階 804会議室
   (詳しくはHPをご覧ください: 
http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html


内容:

読書会の続き John D. Roth, James M. Stayer (eds.),
       A Companion to Anabaptism and Spiritualism 1521-1700
Chapter 2 - C. Arnold Snyder, Swiss Anabaptism:
       The Beginnings, 1523-1525
       65頁〜 (早川朝子)

文献紹介 K.ゴルトアンマー著、 柴田健策・榎木真吉訳 
     『パラケルスス : 自然と啓示』 みすず書房 1978年 (高津秀之)
     できましたら、特に3章以下を事前に読んできてください。
     本の入手が困難な方はご連絡ください。

ドイツでの史料調査報告 (永本哲也)


*読書会にはどなたでも参加できます。当該箇所を読んでこなくても報告とレジュメで内容が把握できますので、近世の心霊主義について関心がある方は是非お気軽にご参加下さい。

・再洗礼派勉強会は、16世紀宗教改革時代に発生した再洗礼派の歴史に関心のある研究者同士の情報交換、交流を目的とした勉強会です。

・これまで日本では再洗礼派の研究者は、個々人で個別に研究してきましたが、再洗礼派研究が時代や地域によって極度に細分化されている昨今では、自分の専門外の研究状況や情報を網羅的に把握するのが困難になっています。そのため、再洗礼派研究の全体像を概観し、より広い視野で研究を進めていくためには、再洗礼派研究者間の協力が必要だと考え、再洗礼派勉強会を開催することにしました。

・勉強会では、再洗礼派の歴史を専門とする研究者が中心となり、再洗礼派研究の研究史、重要研究、研究状況の紹介、または自身の研究発表などを行います。また、各々が入手した再洗礼派に関連する文献や論文、情報を持ち寄り交換します。

・再洗礼派研究を専門にしていない方でも、関心のある方の参加を歓迎します。

参加を希望される方、その他ご質問などは以下のメールアドレスまでご連絡ください。saisenreiha@gmail.com

・交流目的の気楽な雰囲気の勉強会ですので、どなたでもお気軽にご参加下さい。