ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

2014-06-27から1日間の記事一覧

近世寛容論における本質的なことがらにおける一致とそれ以外のことがらの容認

H. カメン著、成瀬治訳『寛容思想の系譜』平凡社、1970年 寛容思想について扱った古い文献だが、大変勉強になる。この本の中で、エラスムス以降の寛容論で、少数の本質的なことがらで一致していれば、それ以外の様々な教義や慣行の不一致は不問にすることで…