ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

博士論文はいつ書けるのか?

目標では、毎日更新だったのですが、なかなか毎日は書けないものですね。ブログを書くことに慣れるためにも、軽い話題でもしばらくは毎日書いてみようかと思います。

今日は、用事があって知り合いの方のところに行ったのですが、時間がわりと遅めだったので、ついでに晩ご飯を御一緒させていただくことになりました。関西風お好み焼きに、おたふくソースとマヨネーズ、さらにかつおぶしをかけて頂いたのですが、やはり日本の料理はおいしいなと思いました。

晩ご飯は、私と、知り合いの日本人の女性と、そのお友達のギリシア人の女性の三人で食べたのですが、学部は違えども全員博士課程の学生なので、当然研究の話などもします。まだ博士論文を書き始めてもいないひよっこの私と違い、後のお二人は10年ほどドイツに滞在しており、もうすぐ博士論文を書き終えようというところまで来ています。苦労話は、これまで色々うかがっているのですが、彼女達の話を聞くと、博士論文を書くというのが、どれほど途方もない努力と忍耐を必要とするのか実感します。

お二人もかなり長い間博士論文に取り組んでらっしゃるのですが、中には12年とか15年も掛けて、まだ博士論文が書けない人、あるいは途中で研究を止めてしまった人もいるという話も聞きました。

10年以上も博士論文に取り組み続けるというのは、本当にもの凄い忍耐力だと思いますが、そんなに長い間大学にいられるというのも凄いです。日本の大学だと、その前に追い出されてしまうので。

自分でやってみると分かりますが、博士論文を書くというのは、本当に尋常ではない労力を必要とすることだと思い知ります。私も成果が出るかどうか、全く不透明なテーマを選んでしまったので、果たして博士論文が書けるかどうか全く分からないのですが、地道に一歩一歩先に進む以外方法はないと思い、日々がんばっている次第です。