追記:ようやく読み終わりました
超斜め読みで、ようやく読み終わりました。結論は神学的に共通な部分はあったが、ルターの影響が大きいにせよ、初期からすでに意見の対立は存在しており、多様性もあったという、折衷的な穏当なものでした。最後の方には、宗教改革直前の図像には苦しむキリストや死や審判を前にした罪人が恩寵を得るという図像が多く、人間の行為ではなく、ただ神の恩寵にすがることによって救いを求めるという傾向が、すでに宗教改革以前にあったことが読みとれるという面白い指摘もありました。彼は、宗教改革直前の民間信仰についても論文を書いているようなので、これは後で読んでみたいです。
それにしても、ブログを始めたときは、もう少しちゃんとしたことを書こうと思っていたのですが、簡単に書けるようなどうでも良いことしか、なかなか書けないものですね。