ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

イライラする日々の必然

ここ数日、大量に文献をコピーしています。文献集めというのは、これはこれで結構手間と時間の掛かる行為です。先ず雑誌や本の所在地を検索し、次にその場所に行き雑誌や本を探し出し、それからようやくコピーが出来ます。論文の一本二本ならたいした手間にはなりませんが、10本20本になると膨大な時間が掛かり、それだけで下手すれば何日も潰れてしまいます。もちろん、日本にいれば、文献入手の手間は、爆発的に増大する(というより、入手不可能な文献が続出する)ので、今の状況は天国のようなものですが。

コピーをするときに頭に来るのが、たまに書き込みがされている論文があることです。図書館の本は公共のものですので、当然利用者が書き込みをすることは禁じられていますが、どこの国にもそのようなルールを無視する糞ったれな学生がおり、ドイツもその例外ではありません。

以前は、このような場合嫌な気分になりつつ、そのままコピーしてしまっていたのですが、その後実際に読むときにストレスがたまるので止めました。私は語学が得意ではないので、前よりずっとマシになったとは言え、外国語文献を読むときには、少なからずストレスを感じ、イライラします。

また、余り長時間読んでいると、ストレスのせいで血行が悪くなり、酷い肩こりになったり、軽い頭痛になったりしてしまいます。そのため、できれば余計なストレスを感じたくないということで、コピーする前に、書き込みを消すことにしました。

しかし、数十頁にわたる大量の書き込みを消すのは、非常に時間が掛かります。昨日などは、大物論文二本に酷い書き込みがされていたので、全て消すのに、合計で1時間ぐらい掛かりました。

しかし、本来不必要なはずなのに、極々基本的なマナーを守らない馬鹿のせいで、多大な時間と労力を浪費させられ、怒りを覚えないわけにはいきません。そのため、非常に徒労感を感じました。

今日も、隣に座った男子学生が、もの凄く大きな音でキーボードを叩いており、非常にイライラさせられました。そのため私は今日は文献読みは一切行えず、一日中文献コピーに費やさざるを得ませんでした。気分転換しようと、図書館内にある休憩室に行ってコーヒーでも飲もうかと思っても、休憩室の席も一杯で、座るところが無く、コーヒーも飲めません。

また、休憩室に新しく入った新型の自販機が、すぐに壊れたり、コーヒーが売り切れになったりして、使えなくなってしまいます。前の古いマシンの方が100倍マシでした。そのため、機械の故障のせいでコーヒーを飲めず、休憩できないことも頻繁です。

相変わらず図書館は過密状態で、パソコン席はぎっしり埋まっており、非常に不快的でイライラさせられます。相変わらず私語をする学生や、携帯の電源を切らない学生もいます。頭にすんなり入らない外国語文献を、お世辞にも快適とは言えない環境でずっと読むのはストレスが溜まり、最近イライラが慢性化してきました。

とは言え、うちにずっといた方が、もっとストレスが溜まるというのが辛いところです。同居人が皆出払って、静かだったクリスマスが懐かしいです。