ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

終わってる大学図書館

ここ数週間困っているのが、日中大学の中央図書館に入れないことです。入れないと言っても、当然の事ながら、入館拒否をされているからではありません。

ドイツの図書館に入るには、先ずコートや鞄などをロッカーに入れないとなりません。コートや鞄に隠して、蔵書が持ち出されないようにするためです。中央図書館には、だいたい200ぐらいのロッカーが据えられていますが、ここ数週間、日中は常にロッカーが満杯になっています。そのため、図書館に入れないのです。

ロッカーが空くのを待てば良いではないかと思うかもしれませんが、ロッカーを待ってるのは一人や二人ではなく、常時数十人が、入り口をうろうろしてロッカーが空くのを見張っているので、これも容易なことではありません。

私は、5時までしか開いていない稀覯本の閲覧室で、16世紀のパンフレットを読みたいのですが、いつもロッカーが一杯で入れないため、しばらく読めないでいます。平日の昼間は文書館に籠もっているため、授業があるので文書館に行けない火曜くらいしか、昼間に中央図書館に行けません。しかし、もう3週間続けて図書館に入れなかったので、本当に頭に来ています。

というか、いくら試験シーズンだからと言って、図書館に入れない学生が続出する状況って言うのは、いくらなんでもマズイだろうと思うのですが。これまでも試験期間中はかなり混んでいましたが、これほどではなかったです。授業に学生があふれていることを考えても、今学期の図書館の混雑ぐらいを見ても、明らかに収容可能な人数を遙かに超える学生を入学させたとしか思えません。

図書館の利用というのは、大学の勉強の要とも言うべきものですが、それがこの体たらくというのは、さすがにヤバイのではないかと思います。