ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

今後やることのメモ

昨日も今日も、朝から夕方まで古文書館でひたすら作業をしていました。分からないことも沢山出てくるので、なんとも煮え切らない部分もあり、悩ましいところです。後で、修正しなければ。

とりあえず1591年のランベルティ市区の租税記録の引力は(一応)終わり、1539年のAegidi-Leischaft の記録の入力に入りました。これは短いので、来週の頭には終わるはずです。

次は、入力を大幅に簡略化し、人頭税の記録に記載されている人数と、その前後の年の教区税の記録に記載されている人数を比較し、租税を免除され、なおかつ教区税の記録に記載されない住民の人数を算定する予定です。また、これがある時期の一市区だけではなく、時代と市区を越えて共通しているかどうかも検討しなければなりません。そのため、かなりの数をこなさないとならないので、人数だけ確認するにとどめようかと思います。

その後は、Liebfrauen-Leischaft とJudefeld-Leischaft の租税記録を読み、通りとそこに住む住民の経済状態との関係を検討、さらにその関係が時代を超えても変わらなかったかどうかを検討するために、同市区の異なる時代の記録との比較を行う予定です。

同規模の司教都市Hildesheim やヴェストファーレンの主要都市Osnabrück、 Soest、 Dortmund の租税記録を見に行く時間はありやなしや。まさに、時間との勝負です。