ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

国際歴史学会議シドニー大会とグローバルヒストリー

歴史学研究」2006. 6, No. 815 特集:第20回国際歴史学会議シドニー大会

2005年の7月3日から9日までシドニーのニューサウスウェスト大学で開かれた国際歴史学会議の様子が、歴史学研究で特集されています。この大会での主要テーマは、「歴史における人類と自然」「神話と歴史」「歴史における戦争・社会・国際秩序」だったそうですが、この特集ではそれらのテーマは扱われておらず、日本国内委員会が提案したテーマの一つである「教科書−国民の叙述から市民の叙述へ−」などのテーマが紹介されています。

なお、全参加者は約1300人で、日本からの参加者は約50名だったそうです。例年の日本からの参加者は、100名ほどだそうです。

この会議の様子については、南塚信吾先生が、「世界史の研究と教育についてシドニーで思ったこと─第20回国際歴史学会議参加記─」ネット上で少しご紹介してらっしゃいます。

この会議の公式サイトはないかとGoogle で少し探してみたのですが、見つかりませんでした。この国際会議は、最も大規模な歴史学の国際会議ですが、日本では(他の国でもそうかもしれませんが)、余り注目されていないように思います。

また、世界史研究所という機関も日本にあるそうです。