イスラムの宗教的指導者達が、教皇ベネディクト16世に公開書簡を寄せる。
先程は、教皇の失言で、多くのムスリムが怒ってしまったわけですが、10月12日付けでイスラムの宗教的指導者達が、教皇ベネディクト16世に公開書簡を送ったそうです。この手紙は、教皇を糾弾するものではもちろんなく、カトリックとイスラム双方の指導者相互のの対話を求めるものだそうです。(FAZ の記事)
彼らの公開書簡は、Isram Magazine で読むことができます。この公開書簡の全文翻訳が、イスラム系サイトで公開されないものでしょうか。
異なった宗教、宗派、思想信条の持ち主が宗教的問題で争わず、相互に許容し合うというのが、近代国家の基本原則ですので、近代国家という枠組みの中で存続しなければならない限り、イスラムとキリスト教の間の関係も、長い目で見れば、否応なく改善され、相互理解は進まざるを得ないだろうと思います。