ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

「Newsweek」のアメリカ人の宗教意識調査

また、「G★RDIAS」さんで、「Newsweek」のアメリカ人の宗教意識に関する調査が紹介されていました。(リンク

アメリカの成人の10人に9人(約91%)が神を信じ、そのほとんど(87%)が、特定の宗教に属している。キリスト教徒が82%。その他の宗教の信者は5%(ユダヤ教イスラム教等)。

・48%が科学的進化論を否定。大卒者の約3分の1(34%)が、聖書の創造の記事(=神は天地万物を6日間で創造し、7日目に安息したという「創世記」冒頭の記事)を「事実」と考える。福音派プロテスタントの73%、非福音派プロテスタントの39%、ローマ・カトリックの41%が、神は最近一万年の間に人間を創造したと信じている。(中略)

・10%が「宗教なし」、6%が「神を全く信じない」と回答。3%が「無神論者」を名乗っている。過去の統計と比べると、信じる多数派が信じない少数派に寛容になった傾向がうかがえる。ただし、登録有権者の約6割は、自分は無神論者だと公言する候補には投票しないと回答。

この無神論者の少なさ、そして無神論者に対する冷たい視線が、リチャード・ドーキンスを大いに怒らせてしまったわけです。(参考

元記事は「God's Numbers」と「NEWSWEEK Poll March 31, 2007」です。