ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

構造構成主義

現在、西條剛央さんの「研究以前のモンダイ」という連載が、ネット上で行われています。

 「本質」というと難解なものと思われるかもしれませんが,本来,物事の本質(エッセンス)というのはシンプルなものであり,きちんと考えれば誰もが了解できるものであり,それゆえ「言われてみれば当たり前」と感じられるようなものなのです。そうした視点から,本連載では量的・質的といった分類を超えた,あらゆる研究営為に共通する原理的な方法論,ひいては科学性を明らかにしたいと思います。そのように明示された「思考の様式」は,テーマや対象に関わらず有効に機能するツールとして,あなたの研究活動にとても役立つものとなるでしょう。

 「そんな大風呂敷を広げて大丈夫?」と思われるかもしれませんが,実はその大風呂敷をまとめることを可能にする「魔法」があるのです。その「魔法」とは,この連載の通奏低音をなす「構造構成主義」です。

私は、「構造構成主義」という理論がどんなものか良く知りませんが、量的・質的調査を超える方法論には関心があるので、連載を楽しみにしようと思っています。