ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

「共和党の時代はなぜ終わる」

Gooニュースで、フィナンシャル・タイムズの「共和党の時代はなぜ終わる」という記事が紹介されていました。共和党が衰退すると同様に、宗教右派の力も弱まっているようです。

しかし今や宗教右派キリスト教連合は分裂し始めている。これは民主党にとって朗報だ。ひとりの共和党候補の下で福音派カトリックが団結するという図式が作れずにいるし、宗教右派の運動そのものが勢いを失いつつある。たとえば福音派の一部は今では、中絶よりも地球温暖化を重視するようになった。キリスト教団体の中には、指導者が死亡したり、スキャンダルで退くなどした後、後任が見つけらないところもある。

「価値観」のテーマは伝統的に、共和党の得意分野だった。しかし大勢は今や、民主党有利に動いているようだ。「アメリカ人の態度を調べると、若いグループほど、同性カップルの市民婚や女性の選択権(中絶を選ぶ権利)を支持する度合いが高くなる」 メリーランド大学政治学を研究するトム・シャラー准教授はこう言う。「今のアメリカで何より大事な『価値観』テーマかもしれない、胚性幹細胞の研究については、全ての年齢グループが賛成している」

共和党の時代はなぜ終わる――フィナンシャル・タイムズ(2)