ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

岩波講座哲学第11巻「歴史/物語の哲学」

歴史/物語の哲学
展望 歴史を書くという行為―その論理と倫理 野家啓一
I 歴史というトポス
1 西欧(オクシデント)の歴史意識 三島憲一(東京経済大)
2 「オリエント」の歴史意識 大塚和夫(東京外語大)
3 歴史の必然性について 北川東子(東京大)
4 歴史科学における因果性と法則性 伊勢田哲治(名古屋大)
II 歴史の解体と再構築
1 「言語論的転回」以後の歴史学 小田中直樹(東北大)
2 物語と人と現実のもう一つの関係 春日直樹(大阪大)
3 マイノリティの歴史学 森 明子(民族学博物館)
4 昭和の歴史意識をめぐって 苅部 直(東京大)
探究 9.11以後,歴史を語ること 鹿島 徹(早稲田大)
【概念と方法】 貫 成人
【テクストからの展望】 宮坂和男・横地徳広

岩波書店

個人的には、伊勢田哲治先生の「歴史科学における因果性と法則性 」が面白そうだと思いました。