ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

アメリカの無神論者グループ

macska dot org」さんに、アメリカで最近ドーキンスやヒッチェンスらの論に影響されて、新しい無神論者のグループが出来ているという記事がありました。このようなグループが今アメリカでどの程度の勢力を持っているのかはこの記事からは不明ですが、無神論者が珍しくない日本やヨーロッパでこのような無神論者のコミュニティーが出来るというのは考えにくいので、やはり「宗教なし」の人が10%しかいないというアメリカ特有の現象なのだろうと思います。

このグループはインターネット上の同じ趣味を持つ人同士がお互いを見つけることができるソーシャルネットワークサイトを通して結成されており、現在メンバーとして登録しているのは二百人前後、そのうち月例のミーティングには毎回三十人ほどが参加している。ほんの一年半のあいだに、急速にメンバーを増やしてきたと言えるだろう。

ミーティングはポートランド郊外のビーバートンで開催され、年齢層は高校生からお年寄りまでかなり幅広いが、大多数は白人だ。地域にはインテルをはじめとするハイテク企業の研究開発施設があるためか、IT関係で仕事をしていそうな南アジア系エンジニア風の人も頻繁にみかける。男女比はだいたい 3:2 くらいで男性の方が多い。平均所得はやや高めに見えるが、タクシー運転手やスーパーの掃除員のような職種の人も参加している。

米国を席巻する「新しい無神論者」の非寛容と、ほんの少しの希望


またmacskaさんは、その後はてなダイアリーの方で、ブックマークやブログでの反応に丁寧な返答を行っています。

この記事は有料メールマガジンα-Synodosに掲載されたものであり、また同様のテーマの文章が掲載されるということなので、興味のある方はどうぞ。(リンク


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