ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

2005-04-22から1日間の記事一覧

実際に文書を読む

私は文書館に通い始めて、まだそれほど経っていないのですが、最初の内は本当に全く解読できず、途方に暮れていました。古文書学の授業に出てから、大分ブランクがあるということもあり、勘を取り戻すのに、時間が掛かりました。しかし、家でオリジナルの史…

ノルトライン-ヴェストファーレン州立文書館はとても使いやすい

ミュンスターには、市立文書館と州立文書館がありますが、再洗礼派関係の史料は、ほとんど州立文書館にあります。再洗礼派関係の史料は、もともとミュンスター司教の文書館にあったのですが、どうもこの文書館の史料が州立文書館に移されたようで、再洗礼派…

文書館で手書き文書を読む理由

歴史学者たる者は、やはり手書きの一次史料を読みこなしてこそ一人前というイメージが私にはあるのですが、恥ずかしながら私はまだ、必ずしも十分に手書きの文書を読むことが出来るとは言えません。私もドイツに来てから、古文書読解の授業には何度か出たの…