ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

2007-03-10から1日間の記事一覧

ボードリヤールとシオラン

猫屋さんのところで、ル・モンドのボードリヤール記事が翻訳されています。これは凄い!ポール・ヴィリリオのインタビューから。 作品のなかに、その孤独の跡を見ることはできますか?はい、なぜなら彼は、シオランのすぐとなりに並べうる懐疑の哲学者だった…

意図と結果は必ずしも一致しない

塩川伸明先生による市野川容孝『思考のフロンティア 社会』(岩波書店、2006年)の書評から。(on the ground 経由) 誤解を防ぐために断わっておかねばならないが、このように指摘するからといって、私はレーニンが民主主義者だったとかレーニン主義が民主的…

爆弾より受胎調節のほうが世界を変える

日々平安録さんのI・ブルマ&A・マルガリート「反西洋思想」新潮新書2006年6月の読書メモの中で、エマニュアル・トッドの説が紹介されていました。 西洋とイスラム圏の女性の扱いの差は、何に起因するのだろうか。「帝国以後」においてトッドは、「風…