2008-07-22から1日間の記事一覧
羽田先生も、下田先生も、現在の実証水準は上がっているが、極度に細分化され、全体の見通しが立たない状況に対し危惧や疑問を抱いているように思います。では、何故このような細分化や視野狭窄が生じるのでしょうか?その理由は、主に教育と制度によるので…
「回顧と展望」の「歴史理論」の項で、羽田正先生は、現在歴史学を専攻する学生数が減っており、グローバルCOEに歴史研究を主体としたプログラムがなく、歴史書の売れ行きが芳しくないと、歴史学が学生からも、行政からも、一般読書人からも魅力や社会的意義…
一年に一度、日本の歴史学を概観するための貴重な機会となっている「史学雑誌 第117編 第5号」の「2007年の歴史学界−回顧と展望−」ですが、今年はビザンツ中世史で重大な問題提起がされていました。 「回顧と展望」記事の執筆はきわめて重い仕事であるが、評…