ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

ノルベルト・エリアスの「図柄」と「定着者と部外者」

このあたりを考えるための参考になればと期待。

「図柄figuration」という概念を、人間の相対的自立性と相対的依存性をその相互関係のなかで捉えるために用いる。このモデルを借りることで、相互依存関係の鎖の内部における個々の個人が持つ自由に決定できる範囲、かれの自立性の範囲、個人の行動を調整している個人的戦略などを検証し、その解明により近づけていくことができる。

Il faut cultiver notre jardin.


参加と距離化―知識社会学論考 (叢書・ウニベルシタス)

参加と距離化―知識社会学論考 (叢書・ウニベルシタス)