ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

東アジア人は背景を見るが、北米人は人を見る。

南山宗教文化研究所「科学と宗教」プロジェクトBLOG」で、WIREDの文化心理学に関する面白い記事が紹介されていました。

「東アジアの人のほうが、より全体に注意を向け、人間を他者との関係の中で捉えるようだ」と、論文執筆者の1人である増田准教授はプレスリリースで述べている。

「北米の伝統の中で育った人が、個人を周囲と切り離して考えがちなのに対し、東アジアの人は文化的慣習として場の『空気を読む』ことに慣れており、その結果、特定の人物の感情を理解するための情報源として、その周囲にいる人々の表情さえもが手がかりになると考える」と増田准教授は言う。

そのほか、日本人は西洋人に比べ、非社会的なシチュエーションにおいてその背景を分析する傾向が強いという調査結果もある。


研究結果:日本人は「個人より全体的感情に敏感」