ミュンスター再洗礼派研究日誌

宗教改革の少数派である再洗礼派について紹介していきます。特に16世紀のミュンスターや低地地方の再洗礼派、17~18世紀のノイヴィートの宗教的寛容を研究中。

ミュンスターという街

私が住んでいるミュンスターという街は、ノルトライン=ヴェストファーレン州に属す、人口20万人くらいの中規模の都市です。ドイツの西北部、かなりオランダに近いところにあります。周りには特に大都市もなく、ドルトムントまで電車で一時間、デュッセルドルフまで2時間ぐらいかかります。

この街で有名なことと言えば、17世紀に30年戦争を締めくくったヴェストファーレン平和条約がこの街の市庁舎で締結されたことくらいで、あとはとりたてて史跡名所などもない街です。他には、大学はドイツでもベルリン、ミュンヘンに続き3番目か4番目くらいの規模らしいことと、環境保護にとても力を入れており、自転車道が整備されていることなどが、特徴として上げられます。地味な特徴ですが。中にはつまらない街だと不平をもらす人もいますが、大きすぎず、小さすぎず、住むには良い街なので、私はとても気に入っています。